日本の介護もやがてグローバル化し、
色々な国の方と一緒に過ごす日々が来ると
思っていましたが、
こんなに早く・・・。
ある日、B様(外国人)とご縁があり、
ご入居されることになりました。
日常会話は英語です。
ヘルパーは、毎日英語のシャワーを浴びているようで、
しばしポカンとしたり、
他のヘルパーに「ねぇ何とおっしゃっているの?」と
聞いてみたり、四苦八苦しています。
思えば、学生時代こんな日が来るかと勉強に
いそしんでいれば良かったと後悔するばかりです。
職員が「親子で楽しい英会話」なる本を持参しました。
「良い機会だと思って勉強しましょう!」
とヘルパー一同覚悟を決めました。
ある日、入浴の時間帯にB様から外にすぐ出掛けたいとの
申し出がありました。
ヘルパー
「ちょっと待って下さいね。」
「ちょっと待っていて...」
なかなか聞き入れて頂けません。
すると、
「wait a minute!」
入居者のH様からです。
94歳ミッションスクールを76年前に卒業されたと
おっしゃいます。
一同
「素晴らしい...!!」
認知症があるとドクターから診断ありましたが、
限りなく未来に可能性を秘めた認知症ですね!
B様
「OK!OK!わかった...」
とおっしゃいます。
ひとつ屋根の下で暮らし、早く施設の皆様に慣れて、
ヘルパーの英会話能力の向上することを願うばかりです。