今年も恒例のぶどう狩りに行ってきました。
福祉タクシーでの大移動です。タクシーに乗り込むだけで
30分もかかるのですから大変です。
当日は薄曇りで、暑過ぎず理想的なお天気となりました。
さて、ぶどう園に到着し、入園料を払うと、
試食用のぶどうを出して下さいます。
屋根のある広場でテーブルを囲み、持参したお茶を
飲みながらのおやつタイムが始まりました。
「こんなにいっぱい出るのねぇ!?」
驚いた声を出したのは、ご入居1年目のHさん。
「来て良かったわ」
同じく初参加のNさん。
「美味しいわねぇ」
「毎年これが楽しみなのよ」
女性陣の賑やかなおしゃべりに圧倒された
少数派の男性陣は、黙々と?いや、
苦笑いしながら召し上がっています。
「お腹がいっぱいだわ」
「食べきれないわねぇ」
そんな声が聞こえる中、ふと気付くと、
最近物忘れが少し進んだYさんが、ご自分の分を
食べ終わり、おしゃべりをされていた
隣のMさんのぶどうを食べ始めてしまいました。
"キャーどうしましょう!"
慌てたヘルパーは、気付かれる前にとそっと自分の分を
Mさんのと交換しました。
「あら?少ない気がするけど・・・」
とMさん・・・
今度は、ヘルパーが苦笑いをする番でした。