今年もぶどう狩りに行きました。
秋晴れの絶好のぶどう狩り日和でした。
参加される皆様は朝からうきうきと嬉しそうです。
ヘルパーは、車椅子は何台持っていくか。
シルバーカーはどうするか。何回も打ち合わせをし準備しています。
車に乗り込みさあ出発!
いつも「家に帰ります」「ちょっと出かけて来る」と言っては
戻れなくなってしまうS様もご一緒に出かけます。
ヘルパーはS様が車を降りてどこかへ行ってしまったら
どうしましょう・・・と心配顔です。
園に到着。
S様は皆さんの飲まれるお茶やコップが入ったバックを持って
にこにこと車から降りて来ます。
ヘルパー「あら、S様すみません。お手伝い頂いて」
「大丈夫!任せなさい。今日はバッグは僕が持つから・・!」
はっきりおっしゃいます。
昔もこうしてご家族の為に、頼もしいお父様だったのでしょう。
心配ご無用でした。
さて、ぶどう狩りでは
「すごいね。こんな風にしてぶどうは、つるを作るのね」
「おいしそうなぶどうばかりだ」
「涼しくて気持ちいいね」
おいしいぶどうを食べながら話します。
食事はいつもなかなか進まないF様もあっという間にぶどうを食べて
しまいました。
ヘルパーも「ご飯もこんな勢いで召し上がってくださるといいですね」と
笑いながら話しています。
帰りは車窓を眺め
「この病院昔入院していたことがあるんだよ」
「そうですか」
K様は工事現場のブルドーザーをじっと見てほほえんでいます。脳梗塞を患ってから言葉を発することが出来なくなりました
「昔工事現場で働いていたんですよね?」
とヘルパーが伺うと「うんうん」とうなずきます。
O様は、公園が見えたら「ここ昔来たわ!娘と一緒に」
楽しかった頃を思い出していただけたようです。
「来年も又行きたいね^^」と。
"皆さんご一緒にまた来年も行きましょう"