エルダーホームからこんにちは(平成29年3月号)

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介護トピックス

エルダーホームからこんにちは(平成29年3月号)

ご自宅で仲睦まじく暮らしていたのに、

ある日、どちらかが病院に入院することに

なった場合、どなたも退院後の生活が不安に

なられると思います。


F様ご夫妻は、初秋に奥様が急なご入院の為、

1人になられたご主人がホームに入居されました。

毎日奥様の病院に行くと言って、バックを持ち、

出掛けようとなさいます。


ヘルパーが、


「どちらの病院ですか?」


と伺いますと


『名前はわからんが、近くまで行けばわかる』


と言われます。

毎日、声掛け見守りしていました。


初冬になり、奥様が退院され、奥様も

エルダーホームに入居されました。


毎日食堂で隣の席に座り、食事のたび

かいがいしくお世話して下さいます。

食事の前にお茶をお出ししますと、


「お父さん、美味しいね」


『うん、美味しい』


そんな会話が聞こえて来ました。


やっと以前のように落ちついた生活に戻られたようです。


ご主人が、手編みのセーターを着ていると、


『この人が全部編んでくれたんだよ』


とうれしそうに話して下さいます。

奥様の入居後、

"外に出かけてくるからね。"

との言動はなくなりました。

日時:2017年3月21日 PM 01:46